Updated on 2019-01-06 (日) 10:17:43
  • 2017, 2018年度(どちらも第一学期)に下記の面接授業の講師を担当しました。今後の予定は今のところありません。 

2018:コンピュータ(粘土板からAIへ)

  • History of Computing - from tablets to AI -
  • 導入科目:情報
  • 場所:茨城学習センター(茨城大学・水戸キャンパス内)
  • 2018-06-16(土)、17(日)
  • 概要:
    • 2045年に人類を超えるのではといわれる人工知能。くさび形文字を粘土板に刻んでいた古代から超高速なコンピュータを駆使する現代に至るまで、人類は「情報」をあやつる道具や機械をずっと発明・改良し続けてきました。この講義では、原始時代、古代、中世、近代、現代のそれぞれの段階での、情報を記録し、伝達し、書き換えて計算するさまざまな方法を振り返り、ここ数年の人工知能(AI)の飛躍の中心である深層学習(Deep Learning)に至るまで、情報を「いじる」道具としてのコンピュータの歴史をたどっていきます。
  • 内容
    1. イントロダクション(現在のコンピュータができるようになったこと)
    2. 情報を記録する・伝達する (粘土板とくさび形文字、のろし、モールス信号)
    3. 情報を加工する・処理する(手回し計算機、バベッジ、チューリング)
    4. 情報の断片(一番「小さい」情報とは何か)
    5. 情報を世界に広く届ける(検索エンジンのしくみ)
    6. 情報を世界に安全に届ける(ネット通販で使われる暗号のしくみ)
    7. 人間の脳をまねる(ニューラルネットと深層学習)
    8. 知能を「持つ」とはどういうことか(天才チューリングのいだいた夢)

2017:人間の目、ロボットの目

  • Human Eyes and Robot Eyes
  • 導入科目:情報
  • 場所:茨城学習センター(茨城大学・水戸キャンパス内)
  • 2017-05-13(土)、14(日)
  • 概要:
    • TVや映画のシーンで、監視カメラに小さく写った人物の姿をどんどん拡大したり、衛星写真で上から撮られた自動車を横から(!)見て運転手の顔を確認する、という魔法のような技術をよく目にします。最近、人工知能やロボットが飛躍的に進歩してきましが、果たしてそのような技術はどこまでが現実的なのでしょうか。この科目では、視覚という最も強力な感覚器が人間とロボットでどのように作られているかを、いろいろな実体験を通じて学んでいきます。
  • 内容
    1. 視覚 :五感の中で目が一番「強力」な理由)
    2. メディアアート :画像で「遊ぶ」
    3. 目の錯覚 :「逆さま」はなぜわかりにくい?
    4. 遠近法 :遠くになるほど小さく「見える」
    5. 紙と鉛筆で画像処理
    6. JPEG :画像を「波」に分解して選別する
    7. 特徴点 :画像から「目立つ」ところを見つける
    8. フラクタル :自然の形は「くり返し」に溢れる