Updated on 2024-11-27 (水) 21:11:08

科目名

  • 知覚情報処理特論 / Special Lectures on Perceptual Information Processing
    • 2024年度、情報工学専攻の科目としてスタート

日時・対象

  • 情報工学専攻 修士1年生 前期1Q、木曜 10:25~12:20
  • 選択、1単位

概要

  • さまざまな知覚情報処理系について学ぶ。具体的には、人間の視覚系、2 次元や 3 次元立体のレンダリング、 絵画、ラスター/ベクター形式、ユーザインタフェース、画像解析、音と音楽のデータ解析などを含む。

キーワード

  • 人間の視覚、ベクター・ラスター形式、画像符号化、和音分析、UI デザイン

到達目標

  • 人間の知覚システム、特に視覚と聴覚についてその機構の基礎(物理現象としての光の伝播、色空間や 3 次元空間の知覚、錯視、音波、音と音楽の構成要素など)を理解し、自分の言葉で説明できる。システムのユーザ インタフェースについて、わかりやすさと使いやすさの観点から評価できる。

履修上の注意

  • 講義中の活発な発言、実体験に基づいた具体的な考察を期待する。発言はすべてプラスにカウント し、マイナスの扱いには一切しない。

成績の評価方法

  • 期末試験は実施しない。毎回の講義の最後に出題する小テストを 50 点、講義中の発言量を 50 点 とし、その合計で評価する。

教科書

  • 指定しない。講義中に資料を随時配布する。

参考書

  • 『なぜコンピュータの画像はリアルなのか ~視覚と CG をめぐる冒険~』梅津信幸著、NTT 出版
  • 『あなたはネットワークを理解していますか』梅津信幸著、SBCr サイエンスアイ新書

授業計画

  1. 講義ガイダンス、知覚情報処理とは
  2. 人間の五感、視覚と表色系、錯視
  3. 1次元と2次元のレンダリング
  4. ラスター・ベクターグラフィクス
  5. ユーザインタフェース、GUI とマウスからその先へ
  6. 音の知覚、音の3要素
  7. 音楽の3要素、コード進行
    • 教員の出張などにより適宜、各回の順番・内容を変更する可能性がある。